広い意味で、発達障害の中に自閉症やADHDも含まれますが、
単純に自閉症だけという子供はそれほどいないのではないでしょうか?
自閉症と診断される典型的な症状がいくつかありますが、
人によってその症状のどれが現れているかも違いますし、
それぞれの症状の強弱のレベルも違います。
さらに年齢によっても、症状の現れ方も変化してきますし、
自閉症以外の症状とも混ぜ合わさった形で、表に現れてきます。
だから、自閉症スペクトラム(連続体)と呼ばれる様に
常に様々な要素が変化しながらお互い相関関係ももちながら
症状としてあらわれますので、その対処方法も常に変化させなければ
ならない大変さがあります。
うちの子供の場合、自閉症の症状でも強く表れるものと現れない物が
あり、言葉や知的な面や動作の面で遅れている広汎性発達障害が
混ざっている様な状況です。
自閉症の特徴の中で、他の子供と自分遊ばない、必要最低限の事以外、
自分から他人にコミュニケーションを取ろうとしない等の特徴はあるものの
他の人の感情を読んだりできるし、いたずら等のユーモアのセンスもあります。
又、自閉症の子供にありがちな、場所や物への強いこだわりは全くなく、
動作を繰り返したりもしない一方で、逆に自分の物や場所を弟に
取られても全く気にしてません。
発達障害の現れ方は人によって様々
ここで、発達障害の3つのタイプに見られる特徴的な行動を
まとめておきます。
発達障害とは、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、
学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であって
その症状が通常低年齢において発現するもの」(引用:文部科学省)とされています。
発達障害はタイプが分かれているものの、1人1人個性があるため、
お子さんの得意不得意を見極めて理解と信頼を深めていくことが大切です。
今回は発達障害のタイプについてご紹介します。
●発達障害の種類は大きく3つに分けられる
発達障害は「広汎性発達障害」「学習障害」「注意欠陥多動性障害」に分けられます。
それぞれの症状はどのようなものなのか1つずつ見ていきましょう。
■自閉症とアスペルガー症候群
「広汎性発達障害」に分類されている自閉症とアスペルガー症候群。
それぞれ以下のような特徴があります。
自閉症
・コミュニケーション能力の低さや対人関係の構築が難しい
・反復する動作が多い
・興味が示すものが限定的で集中または没頭する
・急な変化への対応が困難
・知的障害が見られやすい
・才能や身体機能が秀でることがある
アスペルガー症候群
・コミュニケーション能力の低さや対人関係の構築が難しい
・日常生活のパターン化
・興味を示すものが限定的
・知的障害は見られないが標準的な話し方ではないことがある
アスペルガー症候群は知的障害が伴わないため、
成長とともに診断される事例も多いです。
世界的な有名人でもアスペルガー症候群の方が沢山いますので、
一概に悪いものとは言えないと思います。
(例:アインシュタイン、ベートーベン、ゴッホ、ビル・ゲイツ等)
大切な事は、その特徴を理解して上手につきあってゆく事でしょう。
■学習障害
学習障害はLDと呼ばれています。
LDは「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論」する能力のうち、
特定のものの習得や使用が困難です。
苦手な能力の使用時には判断基準のポイントとなる行動が見られます。
苦手な能力 苦手な能力の使用時に見られる特徴
読む
・同じ行を繰り返し読む
・飛ばし読みする
書く
・文字の大きさがバラバラ
・手先が不器用なため筆記用具が正しく使えない
・書くことと他の能力の併用が難しい(黒板をノートに写すなど)
聞く
・音の聞き分けが難しい
・聴き逃すことが多い
話す
・自分の考えを言葉で表現ができない
・頭の中で文章の構築が困難
計算または推論
・指を使わないと計算ができない
・文章問題の理解ができない
・時間配分ができない
幼児期のお子さんが上記のような行動を示しても苦手なだけだと思ってしまいがちです。
上記のような行動が見られたらLDか否かを診断してもらうことをオススメします。
■注意欠陥多動性障害
AD/HDとされる注意欠陥多動性障害は以下のような症状があります。
・不注意(忘れ物が多い、ミスが多い)
・多動性(じっとしていられない)
・衝動性(考えるよりも先に行動する)
しつけや人間性と考えられてしまいやすいです。
成長とともに症状が軽くなる事例も多くあります。
最近、芸能人などのカミングアウトで日本で話題になっている「大人の発達障害」
では、知的障碍がなく日常生活も普通に送れるものの、
特定の物に異常にこだわりが有るとか、他人とのコミュニケーションが
上手く行かないで悩んでいる方も多い様です。
発達障害はアスペルガー症候群とLDなど複数の症状が同時に発症することもあり、
1人1人ケースが異なります。
早期発見による支援が可能なため、お子さんを注意深く観察し、
思い当たる節があれば早めの診断をした方が良いでしょう。

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