カリフォルニアでの自閉症治療と保険の適用

自閉症や発達障害の療育クリニックの探し方

米国で自閉症や発達障害の施設の民間プライベート(公立でない)療育施設や
クリニックをどうやって探せばよいのでしょうか?

また、その選び方の基準やポイントにはどの様な注意点があるのでしょうか?

米国でもspeech therapy(言語療法), occupational therapy(作業療法),
ABA(Applied Behavior Analysis) など、様々な療法がありますが、

まずは、どの療法を中心に受診したいのかを決めて、その療法がある
クリニックを探す事になります。

日本での経験からある程度、自分の子供にはどの様な療法を
どの様な配分で受けさせればよいかと言う計画は、各ご家庭である程度
出来ていると思います。

米国の発達障害や自閉症のクリニックを探す方法は、
インターネットの検索エンジンが中心です。

もし、自分の住むエリアで同じような障碍を抱える親御さんと会って、
情報を得られれば良いのですが、米国に来てすぐの方は、普通に親しく話せる
ひとすらそれ程いないと思います。
いたとしても、発達障害に関する事は一般の方には全く分かりません。

具体的にどこのクリニックが良い悪いという事に関しては、
そのクリニックに通った方にしか分かりません。

但し、米国のイエローページであるyelp.comには、その施設に対する
ユーザーの評価をある程度見る事が出来ます。

yelp.comに評価の無いクリニックもありますが、
ある程度の大手であれば、5~10個くらいの体験コメントが
付けられている事が多いです。

例えば、San Joseに在住であれば、検索エンジンで、
「ABA near San Jose」とタイプすれば、Google Mapでクリニックの
位置や連絡先が表示されますし、
「Special education clinic」等の言葉でも検索出来ます。

医療保険について

米国では、日本と異なり、各種の発達障害や自閉症の療法に医療保険が適用出来ます。

米国には日本の国民健康保険の様な国による保険制度はありませんので、
民間の保険会社を自分で選んで、加入する事になります。

自分の勤務会社から提供される医療保険は、会社が、保険会社と契約しているので、
どの様な症状にどこまでカバーされるかという部分を確認した方が良いでしょう。

ちなみに、保険に加入する条件として、「発達障害であるという医師の診断書」を
提示しなければ「保険に加入できない」という事はありません。

オバマ政権の時代に「障碍者の保険加入に差別を禁止」という法律が出来たそうで
障碍者でも掛け金が上がるとか、拒否されるという事は現在ではありません。

保険に加入後に、各クリニックで医療保険の適用の為に「診断書の提出」を
求められる事はあります。

医療保険の取得後に、各クリニックで医療保険のカードを提示すると
クリニックが、その保険会社に料金の何パーセントかを請求し、
残りは自分で支払う事になります。

まずは、保険に加入して=>自分が保険を適用したい治療に関して
クリニックが保険会社の認可を得る。という流れです。

クリニックのスタッフによれば、発達障害児童のOTやABAセッションに
保険を適用したい場合、クリニックを通して保険会社にEvaluationをしてもらって、
どの程度適用されるのかが判断されるそうです。

各クリニックが医療保険会社に請求をする為に、
発達障害の子供の診断レポートや米国のホームドクターの診断書の
提出を求められます。

米国は、日本と異なり、ホームドクターHome doctor (primary doctor)が、
何かと重要になりますので、渡米したら、Home doctor を決めると良いでしょう。
大都市であれば、日本人のお医者さんもいます。

日本での診断書(英文)も持参したほうがよいでしょう。

一般的に米国の医療保険の適用には、アメリカの医師の診断書が必要となると
言われていますが、私達の経験上では、

クリニックによっては、日本で作成した英文の診断書があれば、
米国の医師からもらうのは「紹介状」(referal)で対応出来ます。

米国医師の診断書や処方箋を求められたら

多くのクリニックでは、「Home doctor’s prescription」(医者の処方箋)
つまり、「この患者は自閉症でありOTの治療が適しています」という様な
書類を要求してきますが、うちの子供が通うCSLOTというクリニックでは、
簡単な「紹介状」(referal)を医師からクリニックにFAX又はEメールしてもらうだけで、
OKが出ました。

ホームドクターは「一般医」なので、発達障害や自閉症等の診断レポート作成や
治療は出来ません。担当は「精神科医」か「脳神経外科」となります。

但し、米国で日本語が出来る「精神科医」か「脳神経外科」はほとんどいません。
日本人を対象にして開業している小児科医は一般医です。

医療保険請求目的で、米国の医師の処方箋を出してもらうかわりに
ホームドクターの「紹介状」を提出資料として使う為には、
前提条件として、まずはホームドクターに「健康診断」をしてもらう事です。
その「健康診断書」は学校に入学する際の提出書類に必要となりますので、
いずれにしろ取得する必要があります。

その健康診断書の中で、「この子供は自閉症がある」と一言書いて
くれるのですが、その事について、他の専門医や民間クリニックに
紹介状(referal)を出す目的でホームドクターにお願いすれば、
カードの様な紙で渡してもらう事も可能ですし、依頼した相手先に
FaxやEメールで送ってもらう事も出来ます。

通常は、「Home doctorに子供の障害を診断してくれる専門医(精神科や脳神経外科)を
紹介してもらい、そこで詳しい診断書を発行してもらう」事になりますが、
日本人ホームドクターに紹介状を書いてもらって、総合病院等に行くと、
半年ぐらいの予約待ちになります。

※日本人のホームドクターの方は、傾向として医療ネットワークに入っている方が少ない。

これを短縮するには、二つの方法があります。

1、米国人のホームドクターを探して、そこで紹介状を書いてもらう。
(どこかの医療ネットワークに所属しているコネがあれば)

2、医療グループに入り、そこの病院に行く。
(Kaiser Permanente,Palo Alto Medical Foundation等)

私達は2件のクリニックのOT療法においては、米国で専門医の診断を一度も受けずに、
米国に来る前に作成した英文の自閉症診断書と米国のホームドクターの紹介状の2点で、
医療保険適用を受ける事が出来ました。

しかし、ABAに関しては「米国の専門医の診断書」の提出を求められました。

クリニックや「米国医師の診断書や処方箋」を求めて来る時は、
とにかく日本から持参した英文の診断書やセラピストのレポートや米国のホームドクター
の紹介状を提出してみればいいと思います。

CSLOTというクリニックで、「米国医師の診断書」を要求された理由は、
うちの子供が最初に自閉症と診断された日付が知りたかったからだそうです。
うちの子供の自閉症が発覚したのは米国ではありませんので、米国移住後に
「米国医師の診断書」を取っても意味が有りません。

CARDというクリニックで、「米国医師の処方箋」を要求された理由は、
とにかく米国の医師にうちの子供が自閉症であるという認定された書類が
必要だったからだそうです。そうであれば、ホームドクターの「紹介状」で
その必要性は満たせます。

ちなみに、医療保険でカバーされる対象クリニックは一つの症状で1件だそうです。

例えば、ABAとOTはAクリニック、STはBクリニックの様な感じです。
ABAをAクリニックとBクリニックで2つのセッションを受けて、両方とも保険適用は
出来ないとホームドクターに言われました。

1 個のコメント

  • Asking questions are truly good thing if you are not understanding something totally, however this paragraph presents nice understanding even.| Carmella Kele Thierry

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